【経験則として引き続き観察対象】ムカゴ、土に落ちる前の萌芽確認…?いや、根なのか芽なのか…



この状態に関する研究について調べてもらいました。

【追記用】似た研究を見つけたので、このまま観察してみます
調べてみると、ヤマノイモ属のムカゴの休眠や発根・萌芽について、気になる研究がありました。
夏の若いムカゴでも、根が出ることがある
ナガイモ Dioscorea polystachya のムカゴについて、採取時期と休眠・発芽の関係を調べた研究があります。
この研究では、7月に採取した若いムカゴの一部でも発根が確認されています。
ただし、この時期に出た根はその後枯れ、本格的な根とシュートの発生は、冬の低温を経験したあとの春に多く見られました。
ここで注意したいのは、研究ではムカゴを親株から採取したあとに観察していることです。
今回私が見つけたのは、まだ親株のつるについているムカゴ。
そのため、同じ現象とはまだ言えません。
ムカゴの休眠には温度も関係する
ヤマノイモ属では、ムカゴの休眠と温度との関係を調べた研究もあります。
ナガイモとニガカシュウのムカゴを比較した研究では、種によって休眠の性質が異なることが検討されています。
また、別種のヤムイモ Dioscorea alata でも、ムカゴの休眠・萌芽が貯蔵温度の影響を受けることが報告されています。
では、今日見つけたムカゴの白い突起は何なのか。
根なのか、芽なのか。
伸びるのか。
途中で枯れるのか。
それともムカゴが先に落ちるのか。
今のところ、まだわかりません。
似た研究はありましたが、今回の野外での観察と同じ現象なのかどうかもわかりません。
なので、これはそのままにして、引き続き観察してみます☺️🌿
数日後、同じムカゴをもう一度見に行きます。
参考資料
Walck, J. L. et al. (2010)
ナガイモ Dioscorea polystachya のムカゴの休眠・発芽生態に関する研究
Annals of Botany
「ヤマノイモ属のむかごの休眠―ナガイモ(寒冷地の種)とニガカシュウ(温暖地の種)の比較」
日本植物学会東北支部 第1回大会(1986年)