〖🦊🤖野良ワーク共同観察①〗シロツメクサ Trifolium repens の白色葉紋 ― 同じ群落に見える多様な模様

🦊🤖野良ワーク共同観察① シロツメクサの「白い模様」を見る





(いつもひとつの植物、植生を何十枚も撮影するくせがある🦊。その写真のなかから、🤖が見るべきポイントを抑えて選別。)
2026年5月28日。
野良ワーク中に撮影したシロツメクサ(Trifolium repens L.)。
シロツメクサの葉には、よく白っぽいV字形の模様が見られます。
ところが群落を眺めていると、その模様はどれも同じではありません。
白いV字がはっきりしたもの、淡いもの、幅の広いもの、葉のかなり広い範囲が白っぽく見えるもの、そして模様がほとんど見えないもの。
同じ場所に、さまざまな表情の葉が混在していました。
そこで写真を🤖に渡して、一緒に調べてみることにしました。
🤖 写真から気になったところ
今回の写真では、典型的なV字状の白いリーフマークだけでなく、白色部の幅や濃淡、形にかなりの違いが確認できます。
一見すると「斑入り」のようにも見えますが、シロツメクサのこの白い模様は、単純に葉緑素が失われて白くなったものとは異なるようです。
2024年に Annals of Botany に発表された研究では、シロツメクサの white leaf mark(白色葉紋)は、葉の組織構造によって光の反射が変わる**structure-based variegation(構造に基づく斑)**として扱われています。
この白色葉紋には、染色体5の末端に位置する主要遺伝子座 V locus が大きく関与し、さらに模様の強さに影響する複数の修飾遺伝子座も報告されています。
つまり、いつも何気なく見ているクローバーの「白いV」は、かなり本格的な遺伝的多型の研究対象でした。
また同研究では、若い葉では白色葉紋が明瞭に現れやすく、成長段階などによって見え方が変化することも報告されています。
🦊 図鑑でも確認する

ここからは、手元の図鑑でもシロツメクサの形態や葉の斑紋について確認。
通常の雑草図鑑に記載なし。
これら『変異』的…
わたしは変異!と断定できないものを『個性的』『個別的』と仮呼びしています。
(このような、科学的定義のない仮の呼び方、空想的な態度を科学に変換させていくプログラムを自分で思いつき、実践しているところです!)
このような『個性的』な株についての情報は、網羅的な雑草図鑑よりも、『雑草で遊ぶ』類の図鑑のなかで見つかりそうな気がします。
🤖が論文や研究資料から拾った情報と、図鑑に記載された基本的な形態を照らし合わせながら、野良で撮った写真へ戻ります。
写真 → 🤖による調査 → 図鑑 → もう一度写真。
この往復をすると、いつも見ていたクローバーが少し違って見えてきます。
なお、写真だけから個々の葉紋の遺伝型まで決めることはできません。
今回記録しておきたいのは、「珍しいクローバーを発見した」ということではなく、ひとつの群落の中でも、これほど葉紋の表現に幅があるということ。
次に同じ場所を見るときには、どんな葉紋が残っているのか、季節によって見え方が変わるのか。
また野良で見てきます。
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🦊🤖 Nanao & GPT|野良ワーク共同観察
🦊:現地観察・撮影・図鑑による確認
🤖:写真からの観察点整理・研究資料の調査
参考資料
Kuo, W-H. et al. (2024) “Genetics and plasticity of white leaf mark variegation in white clover (Trifolium repens L.)”, Annals of Botany, 134(6): 949–958.
Cahn, M.G. & Harper, J.L. (1976) “The biology of the leaf mark polymorphism in Trifolium repens L. 1. Distribution of phenotypes at a local scale”, Heredity, 37: 309–325.
エピソード🌿こぼれ種
🤖、アイキャッチを間違える。

ムラサキツメクサじゃない!🦊💢