【雑草記録のコツ🌿写真撮影】オヒシバ。そして耕作放棄地再生農園を管理した話を少々…
貸農園(貸菜園)の管理をやっていた時代、畑でお馴染みさんとなり、その生態、生育について夢中になっていたメヒシバ/オヒシバ。
木嶋利男先生からは、メヒシバの高刈り管理を習い、『土づくりの初期段階として、メヒシバ/オヒシバが出始めたらよい傾向』と教わり、ずいぶん励まされた思い出があります。(当時、耕作放棄地の再生から菜園をスタートをしたので、土づくりに頭を悩ませていました。)


(作物をストップしている場所。一帯ホトケノザ→一帯ゴウシュウアリタソウ→その後メヒシバ。ナウ。ひとつの種類が蔓延るのがこの場所の特徴?)
そして、足元にオヒシバ。
この佇まいも何回、何十回みたかわかりません…。
いろんな貸農園、あちこちで、刈られては穂を出し、刈られては穂を出し…を繰り返した『最終形態』に近い?姿。



わたしの写真の撮り方のクセ?は、浅井先生から教わったことを下地にしている…と思っています。
そして今回、
雑草学の浅井元朗先生から共有していただいた「雑草の診断の基本 −写真撮影のコツ−」
浅井元朗「雑草の診断の基本 −写真撮影のコツ−」
浅井先生の記事の核心は、
「群落」「個体」「重要部分の拡大」の3種類を、それぞれ複数撮る」こと。現場の生え方も診断情報になるし、個体全体、さらに葉の付け根や花など識別点を拡大して残すことで、専門家が判断しやすい「使える写真」になる、と説明している
浅井先生は、雑草の情報を写真で伝えるときの基本として、
「現場(群落)」「株全体(個体)」「重要部分(拡大)」
という3種類の写真を挙げています。さらに、それぞれ1枚だけではなく、複数枚撮影しておくことを勧めています。�
iPLANT
① 現場を見る

② 個体を見る

近づいて株全体を見ると、このオヒシバの面白さがよく分かります。
葉は地際から広がり、草丈はかなり低い。
ところが、もう穂を出しています。
草刈りを受ける場所で見られたこの低い草姿を、「刈られ続けた場所のオヒシバ」として記録しておくことにしました。
※この写真だけから、低い草姿になった原因を草刈りだけに断定することはできません。ここでは生育場所と草姿をセットで残す観察記録とします。
③ さらに近づいて見る

最後は穂。
浅井先生の記事では、似た植物を識別するためには、株全体だけでは分かりにくい特徴を拡大して撮影することが重要だとされています。
特にイネ科の穂のような細い部分は、野外ではわずかな風でも動いてしまい、撮影が難しいそうです。�
iPLANT
今回も、
「変なオヒシバがいる!」
→ 全体を撮る
→ 近づく
→ 穂も撮る
と、気になったところを追いかけて撮影していました。
あとから写真を見返してみると、浅井先生が紹介されている
現場 → 個体 → 拡大
という流れになっています。
植物を見つけたとき、名前が分かる写真を1枚撮って終わりではなく、「どこにいた?」「どんな姿だった?」「何が気になった?」と少しずつ近づいて撮っておく。
そうすると、あとになって誰かに尋ねるときにも、自分で観察を振り返るときにも、「使える写真」になるのだと思います。🦊📱✨️
そして浅井先生の記事には、最後に大変心強いことが書いてありました。
『3枚ではなく、それぞれ複数撮影しておくとよい。』
わたしのたくさん撮りすぎる癖も…✌
参考・引用元🌿
農研機構植物防疫研究部門 浅井 元朗
「雑草の診断の基本 −写真撮影のコツ−」
iPLANT(植物医科学出版会)
https://www.iplant-j.jp/journal/vol-4_no-7/weed-diagnosis-tips/�
本記事では、浅井元朗氏が紹介する雑草写真の撮影方法――「現場(群落)」「株の全体(個体)」「重要な部分(拡大)」の3種類を撮影するという考え方を参考にしています。浅井氏は、各種類を1枚ずつではなく、それぞれ複数撮影しておくことが、診断精度や情報共有に役立つとしています。